2025.06.23 お知らせ
弊社濱田が2024年度第1回フォーラム「AIを用いた実験心理学研究」で発表した講演論文が公開されました
この度、ニューロテックチームリーダーの濱田が2024年度第1回フォーラム「AIを用いた実験心理学研究」で発表した講演論文が公開されました。
本論文では2020年代の神経科学者が、脳ではなく大規模言語モデルを研究対象として用いる理由について、時代的、システム的、キャリア的観点から考察しています。
特に、神経科学のビッグサイエンス化やデータプラットフォームの発展、そして「表現アライメント」や「NeuroAI」といった新たな研究潮流における大規模言語モデルの活用についても詳細に論じています。
現在取り組み始めている『LLMによるデジタルクローン』の基礎となる内容になっております。
- 論文タイトル: なぜ神経科学者は脳ではなく言語モデルで研究を行うのか?
- 著者: 濱田太陽
- 掲載誌: The Japanese Journal of Psychonomic Science, Vol. 43, No. 2, pp. 135-141 (2025)
- https://doi.org/10.14947/psychono.43.23
濱田 太陽 Ph.D.
株式会社アラヤ NeuroAI事業部 ニューロテックチーム/チームリーダー
沖縄科学技術大学院大学(OIST)科学技術研究科博士課程修了
2022年より、Moonshot R&Dプログラム (目標9)「逆境の中でも前向きに生きられる社会の実現」(山田PMグループ)のPrincipal Investigatorとして前向き状態に関するモデル化に従事
研究テーマは好奇心の神経計算メカニズムの解明や大規模神経活動の原理解明
AIとニューロサイエンスが生み出す未来のために社会実装に日々明け暮れている