
大学院卒業後は日用品メーカーにてOTC医薬品の開発、シーズ発掘、薬効薬理に携わったのち、AIを活用した新規事業の立ち上げなどを行っていました。並行して会社業務以外でも、オンラインイベント運営サポートや、クラフトビールの立ち上げサポートを行っていました。
携わった業界は多様ですが、一貫して0→1, 1→10に関わってきました。コロナなどで大幅に生活スタイルが変化したり、ChatGPTの登場など、劇的に時代が変わる時に色々なチャンスが生まれるので、そのタイミングではいつも何か始めたいな、作りたいなと感じてしまいます。
※参考(ムーンショット型研究開発事業):https://brains.link/
そう思うようになったきっかけは、私自身の悩みにあります。
当初は前職での研究職を継続予定でしたが、家庭の事情で遠方への転居の必要があり、研究職としてのキャリアを諦める必要が出てきたことが大きなきっかけです。なんとかならないものかと近い状況の方の話を聞いていく過程で、自分のように家庭の事情でキャリアを断念しなくてはならない方が想像以上に多くいることを実感しました。しかも、それは、結婚のみならず出産、介護など、人生の中で何回もくる、ということもわかりました。
土地や身体、時間の制限によりやりたいことを制限しなくてはならない状況をなんとか変えたいと思い、自身でも新規コミュニケーションデバイスや新規サービスを作れないかと検討していました。
このサービスの検討中にお声がけいただき、ムーンショット型研究開発事業の目標を見て、この会社に入ってチームとして、ビジョン達成をした方が自分が目指す世界を早く実現できると思い、入社しました。
また、32歳の年に転職活動をしていたのですが、面談時に金井さんに「もしかしたら産休を取るかもしれないのですが大丈夫ですか?中には気にされる企業さんもあるので、念の為お伝えできればと思いまして…」と聞いた時に、「そんな企業さんもあるの?!それを聞かせてしまう日本の文化が悪いよね」と即答いただいたのも、入社の決め手となりました。
実際にアラヤには小さいお子様を育てながら働いている方もいますし、フルリモート、フルフレックス制なので時間の調整がききやすく、思いっきり働きたいものの時間の調整は必要という子育て世代にも働きやすい環境ではないかなぁと思います。
大企業での新規事業やシーズアウトが非常に大変であることは身に染みておりますので、なんとかご担当者のやりたいことが実現できるよう決裁の文言を考え提案をさせていただいております。その暁に無事プロジェクト推進の承認が通り実際にご一緒できるようになった瞬間にやりがいを感じます。
また、アラヤには世界のトップクラスの研究者やエンジニアが集まっているため、「こんなことできるの?!」というアルゴリズムや研究成果が日々創出されています。その瞬間に立ち会えるのも大きな魅力です。一方で、「こんなことできるの?!」という驚くような研究成果であればあるほど、技術として実装できるレベルに昇華させるまで本当に長い時間がかかります。その間にどうやって事業として続けていくかを試行錯誤するのはやりがいしかありませんね…!

すでに取り組んでいることとして、例えば、会社の事業を安定化させてフルリモート/フルフレックスのポジションを増やすことがあります。
私自身もこの制度のおかげで自分がワクワクする仕事を続けていられるので、他の方にもチャンスを広げたいなと感じています。雇用を創出するには事業の安定化が必須なので、そのためにも、日々歯を食いしばって頑張っているところです。
もう一つがResearchDX(研究DX)で目指す、研究データへのアクセス方法を容易にすることや、解析の効率化を行うことです。
本事業の大きな目標はより新たな研究知見をより高速に出せるようにすることにあるのですが、個人的な裏テーマとして「研究に携わる人を身体、空間、時間の制約から解放する」という目標があります。
例えば、データを整理してオンラインでアクセスしやすく、記録も残しやすくするようなシステムの構築だったり、長時間張り付く必要がある解析をたった数クリックでできる「ARAYA Pipeline」などは、ご家族の事情で大学に長時間いられない方や、転居が必要な方でも研究を再開したり、継続しやすくするために役立つのではと感じています。
Research DXをとおして研究環境を整えることで面白い研究が増えると良いなと感じています。きちんと利益を生み出せたり、ファンド獲得ができたら、奨学金や研究費なども作ってみたいですね。
事業を行うにあたり、熱量は非常に重要ですが、市場の状況には逆らえません。「手法が悪いよね」ということもあります。そんな時は市場が変わるまで別の仕込みをしたり、今の方法を一旦捨てて、別のアプローチをやってみる。そのような姿勢が大切だなと思い、座右の銘になっています。
最近のハイキングでは、低登山だし人里に近いから大丈夫だろうと気を抜いて登っていたらうっかり母猪に威嚇され命の危険も感じました。どんな山でも気を抜いてはいけないことを実感できるのも、山の面白さですね。

修士課程修了後に一度自動車会社に就職したのですが、最先端の技術にずっと触れていたいとの思いから3年で退職し、博士後期課程へと進学しました。
博士後期課程修了後は研究開発法人で研究職に就いています。
博士後期課程くらいから様々な機会をいただきはじめ、流体力学と機械学習の融合や設計工学と機械学習の融合に関する研究開発を行ってきました。
興味をもったきっかけは、ドラえもん火の鳥です。特に小学生の時に読んだ火の鳥のAIには、人間とは何か、知性とは何かについて幼いながらも考えさせられ、そこから興味を持ちはじめました。あとはアイアンマンのJ.A.R.V.I.S.のかっこよさに惹かれたというのもあります笑
前職の研究開発法人でのプロジェクトが一段落して、これからのキャリアについて考える機会があったのですが、これからも流体力学を専門として研究をしていくのか、それともずっとやりたかった人工知能に専門をシフトしていくのかということを考えていました。
そのようなことを考えていたタイミングで転職エージェントの方からアラヤを紹介いただきました。
アラヤは金井社長が人工意識で著名な方であることや、社風が研究室のような雰囲気であることなど、自分のやりたかったことがやりたいようにやれそうな環境であることを魅力に感じ入社を決意しました。
アラヤ入社後は人工意識プロジェクトの打ち合わせに参加させていただくなど、やりたいことをやらせていただいています。
先端AI開発部ならではのやりがいだと考えているのですが、新規プロダクトの立ち上げに参画できることだと思います。
先端AI開発部では企業様のR&D支援も行っているので、はじめプロダクトのアイデアが何もなかったとしても、R&D支援を通じて対象ドメインへの解像度を高めていくことで的確なプロダクト案を出すことができるようになるような流れがあります。
新規プロダクトの立ち上げに参画することで、エンジニアとしての視点からプロダクトマネジメントスキルを身につけることができ、プロダクトの成功に向けた戦略的なアプローチとリーダーシップの重要性などに気づくことができました。このような機会を通じて、将来のキャリアパスの可能性を広げられることも魅力の一つだと思います。
自分が何を知らないか/分かっていないかをちゃんと把握することの重要性を日々論文を読む中で感じています。
ちなみにITエンジニア界にはチュートリアルを終えただけで「完全に理解した」と言うネタがあるようなのですが、自分には恐れ多すぎて冗談でも言えない...
コーディング中はずっと音楽をかけているのですが、確実にテンションが上がるお気に入りのアーティストをかけるか、低確率でテンションが爆上がりするようなアーティストをいつもと違うチャネルで探すかのexploration-exploitationジレンマにいつも悩んでいます笑(機械学習ネタです)
ちなみに2023年はフジロックに最推しのアーティストが来てくれたので観に行きました!
リーディングに強みを持った方にジョインいただくことで、プロジェクトの推進スピードがアップすると考えています。そのため、周囲を巻き込みながら目標に向けて行動していける方を求めています!

そして、大学院卒業後は、産業用ロボットの研究開発に携わりたいという思いから自動車関係の大手総合メーカーに入社し、様々な機械部品の生産に関わっていました。入社後の5ヶ月は油圧機器の事業部に配属されて、現場研修や事務作業を担当していました。
技術に触れたい、もっとチャレンジングな環境で働きたい、という思いから転職活動を始めました。
アラヤは学生時代から知っており、転職活動を機に再度調べたところ、文化や雰囲気が自分に合っているように感じたため応募しました。実際、面接に進んで社員と話し、その考えが間違っていないと感じることができました。
語弊を恐れずに言えば、大学の研究室の延長のような感覚で、その自由さと年齢に関係なく仕事を任せてもらえる環境を魅力に感じたことが大きいと思います。
担当は、大手石油会社様で、プラントの設備点検のためのシステム開発を行っています。新しいAI技術を使用し、今まで人の目で点検していたものを画像から診断できるように鋭意開発中です。
すでに、実装できている部分もあり、自身が手掛けたシステムが活用されていることをやりがいに感じています。実は、入社初日から、この企業様との打ち合わせに参加させていただいており、若手でもこういった企業様とのお仕事を担当できるのはアラヤの良いところだと感じています。
アメリカで働いていた人、広く技術を持っていて開発が非常に速い人、お客様のところに行くのが好きでお客様に寄り添って開発を進めることを得意としている人…
率直に「すごい」と感じる人が他部署も含めてたくさんいますね。
チームメンバーの得意とする分野で助けてもらうこともあれば、自分が得意とする分野でお手伝いすることもあります。吸収したい、と思える要素を持っているメンバーが多いので、メンバーから盗めるものは盗もうと考えながら仕事を進めています。
大学院時代、一人で研究を行っていた頃を思い出すと、お互いに高めあうことのできる環境は非常に良いなと感じています。

自分次第でどんどんチャレンジしていくことができることも大きな魅力ですね。その分大変なことももちろんありますが、すごいスピードで色々なことを経験できています。
個々の技術力が高いチームなので、その技術力を生かして、アラヤという組織にもっと貢献できるようになりたいというのもありますね。もちろん、より良いものを作りたいという気持ちもあります!
教えてもらうのを待っている人よりも、どんどん自分からチャレンジしていける人の方が合っていると思います。積極性があり、自発的に行動できる方と働きたいと思っています。
すごい技術力を持った人がたくさんいる環境なので、メンバーからどんどん吸収したいという人には良い環境なのではないでしょうか。
ご応募お待ちしております!

2019年1月入社
その後、大手企業と中小のスタートアップ企業との技術マッチングサービスを展開しているスタートアップに転職し、主に大手企業向けの営業・技術コンサルティングを行っていました。
いろいろなAI企業を見ましたが、アラヤに決めた理由は4つあります。事業開発メンバーが少ないため幅広い経験が積めそうだということ、他社にはない独自のAI技術を持っていること。金井社長の「おもしろいものを作りたい、世の中にインパクトのあることがしたい」という好奇心や探求心に共感したこと、そして、会社の成長を経験できそうということです。
