AI×ニューロテック(ブレインテック)により
"圧倒的に面白い人類の未来"の実現を目指します

アラヤのニューロテック(ブレインテック)事業では、動画像や脳波データ等をAIで解析し、人の状態推定や意図解読を実現する技術の開発を行っています。それによって、人間の能力を拡張でき、また人間の意図を反映して快適に活動・労働できるようになり、人間の生産性や幸福度の飛躍的な向上が期待されます。
以下の3つのサービスを提供いたします。

サービス1.脳センシングソリューションの提供

アラヤの脳センシングソリューションにより、脳の状態・情報をセンシングして、飛躍的に便利で安全な世界の創出を目指しています。以下のシステムを開発しています。

(1)画像(表情・動作など)から人の状態を推定する「Face2Brain」

表情・視線・瞳孔などの画像から脳波を推定し、眠気や疲労度など人の状態を推定します。
※ 特許出願中、なおFace2Brainはアラヤの登録商標(登録番号:第6647778号)です。

「眠気」「感情」等の識別による「主観的/離散値的なアノテーション」ではなく、「客観的/連続値的な脳波データ」を活用することで、よりタイムリーな検出が期待できます。

デモ:「Face2Brain」顔画像から脳波を推定するアルゴリズム

動画像から、脳波(本デモでは、デルタ波)をNeural Networkにより推定する技術によって、動画像ベースの疲労モニターとして多様な活用シーンが考えられます。他の周波数帯域の脳波生成にも応用が可能です。

テストデータ(午後)においても、動画像からの推定デルタ波強度(オレンジ色)と脳波計で計測された真のデルタ波強度(青色)に高い相関がみられました。

(2)脳波から人の状態やパフォーマンスを推定する「Brain Performance Indicator」

ウェアラブルな脳波計を装着し、特定の脳波パターンから集中度などの人の状態やパフォーマンスを測定します。
※ 特許出願中

サービス2.ブレイン・マシーン・インターフェース(BMI)開発支援

脳と機械をつなぐBMIとAIを用いて、人の意図を解読し、機械の操作などを行います。
ウェアラブルな脳波計などによる視線計測・画像認識・脳波解読によって、物体情報の検索や外部端末のハンズフリー操作が可能な技術開発を目指しています。

デモ:脳波によるゲーム操作の開発例

ゲーム画面上で特定位置に表示されるフラッシュ(細かいパターン)を注視した際に、一定の脳波パターンが生じます。それをアルゴリズムで判別してゲーム操作の入力としています。

被験者がゲーム画面の右側のフラッシュを注視するとカートが右方向へ進み、左側のフラッシュを注視するとカートが左方向へ進む様子がわかります。矢印は、被験者の意図した進行方向を示しています。

また、代表取締役の金井は、内閣府ムーンショット型研究開発事業 目標1におけるプロジェクト「身体的能力と知覚能力の拡張による身体の制約からの解放」のプロジェクトマネージャーを務めています。侵襲BMI・非侵襲BMI・非接触の手法を用いて脳から意図を抽出し、その課題遂行にサイバネティック・アバター(CA)を用いるAI支援型BMIの研究開発を行っています。

サービス3.その他のサービス

(1)ニューロマーケティング支援

fMRI(磁気共鳴機能画像法)や脳波等を用いた脳における機能活動部位の同定等の解析により、消費者の反応・嗜好を評価する直接的手段や各製品やサービスによる消費者の脳への効果に関する科学的検証手段の提供をご提案しています。

(2)脳・神経科学データ解析、コンサルティング

MRIや脳波データを自動で解析する環境の提供や、AI・機械学習技術を用いた解析サービスを提供しております。
また、脳神経科学や認知神経科学の研究課題をお持ちの企業様・研究機関様と連携して、研究開発支援やコンサルティングサービスの提供も行っています。
サービスの詳しい案内はこちら >

多様な産業分野・シーンのユースケース

以下のような産業分野・シーンでのユースケースが想定されます。

自動車運転

・眠気の予兆検知
・運転の安全性解析
・念じることによる操作(カーナビ等)

デスクワーク

・集中力やストレス管理
・休憩・睡眠の促進

建設

・眠気の予兆検知
・建機の直感的操作

オーディオ・ゲーム

・念じることによる操作
・新感覚ゲーム

スマートシティ

・住人の幸福度の計測
・リモート体験イベント

ヘルスケア

・脳ドックによる個人特性予測
・念じることによる操作(内視鏡検査、手術など)

ニューロテックにおけるアラヤの強み
    1.高い研究開発力

    ・世界トップクラスのニューロサイエンティストが在籍
    ・代表の金井は内閣府ムーショット型研究開発事業 目標1のプロジェクトをPMとして統括(スタートアップ企業として唯一参画)
    ・ユーザ企業の難易度の高いニューロテックの課題に対して取り組み可能

    2.独自のアルゴリズム開発

    ・脳波計を用いずに、画像ベースで脳波を推定するアルゴリズムの開発
    ・脳波から脳のパフォーマンスを高精度に計測するアルゴリズムの開発

    3.AIの実装力

    ・AI技術の多様な現場実装の実績